2007年8月5日日曜日

レノボ、北京五輪に向けて1万4000台規模のPC機器を提供~テスト運用を開始

北京オリンピックは、レノボだったんですね。個人的にIBM製品は好きじゃなかったんですが、なぜかThinkPadはこのごろ気になっていました。買っちゃおかな・・・

(マイコミジャーナルより引用)

レノボは3日(北京時間)、3,500台以上のコンピュータ機器を第29回北京オリンピック組織委員会(BOCOG)試験センターに提供した。



今回納入されたコンピュータ機器は、サーバが242台、サーバ・ラックが140台、デスクトップPCが2,375台、ノートPCが141台。ノートPCでは同社ThinkPadブランドの主力製品となる「ThinkPad T60」、サーバでは演算集約型アプリケーション向けのSureServer R520、T350、およびR630が採用されている。同社によるハードウェア提供は今回で3回目となり、39の競技場と17のデータ・センターが配置された7都市・56会場に8,200台以上のコンピュータ機器が配置された。なお、2008年北京オリンピックのために同社が提供するコンピュータ機器は最終的に約14,000台に達する見込みだ。

これらのハードウェア機器は、2008年北京オリンピック1年前カウントダウンの時期に始まる「グッドラック北京」という、テストを兼ねたスポーツイベントで使われる。グッドラック北京では、ワールドカップ予選試合、北京国際マラソン、および国際テニス・イベントを含む42種のスポーツ競技会において実際のオリンピック開催中と同じ場面・条件でテストが行われ、オリンピック開催までの1年間にわたってシステムに問題がないかがチェックされる。これらのテストのために同社から派遣された150人のエンジニアとサポートスタッフが準備にあたる予定だ。

2008年北京オリンピック開催期間中は、競技管理、要員およびスケジュール管理、認証、輸送、競技参加および資格管理、タイム計測および採点、チケット管理、選手村内のレノボ・インターネット・ラウンジなどさまざまなシステムで同社ハードウェアが利用される。また、これらのシステムの多くが北京、香港、大連、青島、天津、秦皇島、および上海でバックアップされるほか、すべての競技開催地のシステムをリモートでコントロール可能とする。

北京オリンピック組織委員会テクノロジー・センターのディレクター、揚宜春氏は「今回のテストは事実上2008年オリンピックの完全なリハーサルであり、オリンピックを背後から支えるコンピュータ・ハードウェアの信頼性を確認するものとなります。高性能な機器と技術的知見をベースとして、レノボはトリノ・オリンピックに貢献しましたが、来年の北京オリンピックでもレノボが我々を支えてくれるものと確信しています」とコメントを寄せている。

また、同社副社長でオリンピック・マーケティングを担当するアリス・リー氏は「何年にもわたる計画と準備の後に実施される今回のテスト段階は、オリンピックのコンピュータ・インフラストラクチャーが文字通り夜を徹して稼働することになるため、極めて重要な意味を持ちます。我々はBOCOGと協力してこの複雑なシステムに対する特別な要求条件を満たすようにシステムを統合化してきました。そして我々はこれらのシステムが計画通りに稼働するのを確認する段階を迎えたのです」と語った。

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