2007年8月4日土曜日

北京五輪あれこれ

北京五輪メダル争奪戦の注目はこれ!

(時事通信より引用)

 ▽なるか4連覇
 夏季五輪で「同一種目4連覇」という偉業を成し遂げた選手がいる。陸上男子円盤投げのアルフレッド・オーター(米国)は1956年メルボルン五輪から68年メキシコ五輪まで金メダル。史上最大級のスーパースター、カール・ルイス(米国)は同走り幅跳びで84年ロサンゼルス五輪から4連覇した。その大記録に、柔道男子60キロ級の野村忠宏(ミキハウス)が挑む。前回アテネ五輪まで3連覇中。まずは国内の激しい代表争いに臨む。

 ▽7冠超えに挑戦
 72年ミュンヘン五輪の競泳男子でマーク・スピッツ(米国)が個人4種目、リレー3種目の7冠を獲得。これが五輪1大会での個人最多記録となる。同じ競泳男子の「怪物」マイケル・フェルプス(米国)は前回アテネ五輪で6冠。今春の世界選手権では7冠に輝いており、北京五輪でのスピッツ超えも夢ではない。

 ▽ママでも金?
 日本女子で五輪連覇を果たしたのは柔道女子48キロ級の谷亮子(トヨタ自動車)だけ。結婚前の田村姓でシドニー五輪を制し、アテネ五輪では野球代表の夫、佳知(当時オリックス、現巨人)の前で連覇を達成。その後、産休を経て競技に復帰。出場すれば5大会連続となる北京五輪で「ママでも金」の実現を目指す。

 ▽伝統を守れ
 日本のレスリング男子は、52年ヘルシンキ五輪から13大会連続でメダルを獲得中。アテネ五輪では新種目だった女子(金2、銀1、銅1)の勢いに隠れたが、フリースタイルで銅2個を獲得して面目を保った。シンクロナイズドスイミングの日本は、初採用のロサンゼルス五輪から6大会の全種目でメダルを持ち帰った。だが、北京五輪では開催国・中国の成長が目覚ましく、息が抜けない。

 ▽団体球技の厚い壁
 バレーボール、バスケットボールなど団体球技の日本男子は近年、世界の厚い壁に阻まれている。メダルどころか、五輪出場自体も厳しい。バスケット男子は早くも北京五輪切符を逃した。ホッケー男子は68年メキシコ五輪を最後に出場できずじまいで、来春の世界最終予選に懸ける。実はこの種目、戦前の32年ロサンゼルス五輪で銀メダルを獲得。団体球技で日本に初めてメダルをもたらした伝統が復活するか。